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富士市のメーカーで設計者を募集、のココロ。

『オタク』という言葉は、今や完全に市民権を得て立派な公用語ですが、マーケティングの分野から『オタク』を考えると実に興味深い。
これまでは、一般的に『オタク』というと、アニメマニアとかゲームマニアを連想したものですが、広義にはいわゆる『愛好家』と同意語で、古い英国車やイタリア車を愛する私なども、十分その範疇に含まれる人間ということになるようです。
つまり、愛好家はその嗜好の範囲には惜しみなく資金を投入するわけで、その意味でマーケティング上は極めて重要な市場というわけです。

IMG_3152そんな『オタク』市場。
その中心近くにフィギュアのマーケットがあります。
例えば、北斗神拳の伝承者ケンシロウの名を騙り、世紀末の暴力と混乱の世で悪事の限りを尽くした男 ジャギ。
『北斗の拳』の初期の敵役の一人として、マニアの中では有名な男です。
あるいは、正義の超人 キン肉マンの首筋に生涯消えることの無い傷をつけた悪魔超人の首領 悪魔将軍。キン肉マン史上 最強の敵役としてファンに語り継がれる超人です。
IMG_3149フィギュア『オタク』の市場では、このような有名作品に登場するサブキャラクターも一定の人気を獲得しています。
これ一体でそれぞれ数万円の売価なのだそうです。

というわけで、きょうは、そんなフィギュアの世界に斬りこんだ富士市のあるメーカーのお話。久しぶりに、blogでも求人の紹介です。

この会社は、もともとは富士市でも著名な長い業歴を持つ家電製品のOEMメーカーでした。
しかし、近年は大手家電メーカーの下請けを脱し、自らがブランドを持つメーカーとなって、ソラーシステムやLED照明を利用したエクステリア商品を生み出しています。
この主力事業と両輪の輪となっているのが、同社のホビー事業。
IMG_31505年前には、懐かしのタツノコアニメ『マッハGO!GO!GO!』の劇中車を、実車さながらのバックボーンフレームにアルミボディで再現したミニチュアカーを商品化するなど、世界的にもユニークなホビーメーカーとして注目を集めました。
そんな実績が評判を呼んで、最近は、フィギュアやミニチュアカーなどの周辺商品の開発にも取り組んでいます。
例えば、前述のジャギや悪魔将軍のフィギュア。この台座は同社の開発商品です。
この展示台は、金属を巧みに加工し、得意の照明などを付加することで、フィギュア本体に命を吹き込み、そこに物語の世界を再現することに成功したものです。
時には、金属だけでなく石材や木材を用いることも研究しています。

IMG_3151そんな同社では、現在、設計職を募集しています。
一言で設計といっても、同社は少数精鋭ですから、ただ線を引く設計者を求めているわけではありません。
もちろん、設計者として、製品設計や部品設計、時には金型の設計に関わる必要もあります。
しかし、テーマに従った素材の研究や企画、さらに関連法規に関わる調査も大切な役割で、試作や量産以降の加工に関する仕事も欠かせません。
つまり、物づくり全般に関わる企画設計、製品製造全般にわたって活躍してくれる人材を求めているのです。

まぁ、ちょっと幅広くて大変ですけどね。
でも、こんな仕事ができる会社はふるさとしずおかではなかなかお目にかかれません。
今は業績も順風満帆というわけではありませんから、給与も大盤振る舞いというわけにはいきませんが、やりがい重視ということなら非常に面白い求人だと思います。
役割柄、経験者じゃないとちょっと難しいですけどねぇ。
私がきちんとバックアップしますから、興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください。

【勤務時間】8:00~16:55
【賃金】月給20万円以上 前職賃金を考慮の上決定
【休日】土日ほか 会社カレンダーによる 年間休日112日
【勤務地】静岡県富士市
【その他】各種保険完備 通勤手当 時間外勤務手当 ほか
【設立】1987年
【事業内容】電機、成型技術を用いた環境電力事業、ホビー事業、輸出入事業など

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油山寺で精進を考える、のココロ。

数日前の新聞。
日本では、『若者の失業率が中高年のそれよりも高い』という記事を見つけました。
うーむ。なるほど。
実は、この若年層の離職については、私が今の仕事に就いたころからよく話題になっていました。つまり、もう20年前も前から。
『3年で3割の新卒が職を離れる』といわれてからも久しい。
この傾向は今も続いているんですね。
総務省によると、14年9月の完全失業率は3.6%。これは改善傾向にあります。
このうち、15歳から24歳は5.9%、25歳から34歳は4.6%。
35歳から54歳が3.3%といいますから、確かに若者の失業率は高い。
彼らの離職の理由は、賃金をはじめとした条件や仕事の内容がマッチしないからだそうです。
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えー、きょうも、ふるさとしずおかについて。
遠州袋井の油山寺。遠州三山に数えられる名刹です。
紅葉の名所としても知られるこの寺は、701年、行基によって開山されました。
なんと、1700年以上の歴史があるのです。
23日の新嘗祭には神社参りをするのが日本人ですが、
お出掛けついでに足を伸ばしました。

山門は城郭作り。それもそのはず、掛川城の大手門を移築したのだそうです。
本堂は江戸中期、三重塔は鎌倉期の建築と、紅葉以外にもたくさんの見どころがあります。
IMG_22921-150x150IMG_22991晩秋の冷気が頬を刺し、空気全体が心地よく張りつめているような気がします。 こういうところに来ると、『精進』することの大切さを感じたりします。
『精進』。つまり、一つのことに集中して励むこと。
茶道、華道、剣道、柔道などに用いられる『道』という漢字がありますが、この『道』という字が示す意味も似ています。
人が同じ道を行ったり来たりして極みに達することを意味するのだそうですが、人の人生も、大局的に見るとそういう一面があります。

若いうちに仕事を変わることは悪いことではありません。
むしろ、そのほうが良い結果に繋がることもあります。
私だって、若い頃はポイポイ転職しました。
しかし、だからこそ私は思うのです。
それって、『精進』しているのかなぁと。
やっぱり、『道』を行ったり来たりして高みを目指す努力もしなくちゃね。

IMG_2251で、きょうのおまけは、牛山精肉店の塩チャーシュー。
沼津は三園町にある肉の名店です。
厳選の国産黒毛和牛とこだわりの牛山ポークで有名ですが、思わず『うーむ』と唸ってしまうのは、ここの大将の肉に賭ける情熱と確かな眼と腕です。
こういう人を『匠』というんですね。
写真の塩チャーシューは、肉派を唸らせる逸品です。
全国どこでも電話で注文受け付けますから。
海外は無理かな。

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