月別アーカイブ: 2017年3月

ご馳走になったら翌朝一番にお礼を言おう、のココロ。

歓送迎会のシーズンですなぁ。
近頃は、人材不足や過重労働の問題などを背景に、企業も強引な配置転換はそうそうできないようですが、ほろ苦い別れは社会に出てもあるんですな。
私が社会人になった頃は、今とは少し違った理由で上司や先輩は腫れ物を触るような雰囲気がありました。
FullSizeRenderまぁ、バブル経済真っ只中で、人手不足を背景に甘やかされた面は今と同じですが、それよりも、それ以前とは違って、会社や上司の指示命令やプライベートな誘いを素直に受け入れない世代だったからかも知れません。
いわゆる「新人類」といわれる世代の後半だったんですね。
上司や先輩に「おい、今夜一杯行くぞ。」と誘いがあっても、「きょうは用事がありますから。」なんて、軽く断ることができた最初の世代でした。
IMG_5090しかし、それでも、お供をしてご馳走になった翌日の朝は、上司や先輩の出勤を今か今かと待ち構え、朝イチで前夜のお礼を言ったものです。

ところが、今の若い人たちには、このささやかなお礼さえ言えない人が多い。
たった一言「夕べはご馳走様でした」というだけのことができないのです。
IMG_5091その一言で「アイツはしっかりしているな」と高評価が得られるわけですが、それよりも、人付き合いの最低限の礼儀を欠くと考えたほうがよろしい。まぁ、躾のレベルです。
大人が悪いんですね。こういうことは、誰かが教えるだろうと人任せにしてはいけません。
気づいた人が、きちんと指導しなくては。
だから、私たちは、こういうことも含めて人を育てることに手を抜いてはいけないと思うのです。

IMG_5094先日、いい歳をしてご馳走になりました。
ありがたやありがたや。
清水の「グリーンハウス」。
知る人ぞ知る、寿司の名店。
なにしろ、安くて美味い。
お財布にやさしいといっても、その仕事にぬかりはありません。
職人のきちんとした仕事ぶりは、その一貫一貫から十分ににじみ出ています。
IMG_5096評判が評判を呼んで、予約はなんと1年待ち。
ランチ営業のみの店内は、舌の肥えた女性客で常に満席。3回転はしているかもしれません。
さすが、みなと街しみず。
しかし、次回がまた1年後とは本当に待ち遠しい。
もちろん、お礼は翌朝一番にしましたよ。

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「熱い海」と書いて「熱海」と読む、のココロ。

IMG_5126熱海というところは、昔は「阿多美」と書いたそうですな。
ものの本によると、古墳時代にはすでに知られた温泉地で、海中から熱湯が湧き出ることから「熱い海」で「熱海」という名が付いたとか。
なるほど、地名というのは面白い。
ということで、きょうのふるさとしずおかのよしなしごとは熱海のお話。

IMG_5127私が子供の頃、この熱海はとっても賑わいのある温泉街でした。都心からも近く、当時は新婚旅行のカップルも多く訪れたのだそうです。ところが、その後は東海道新幹線開通に伴う消費動向の変化や、自然災害のリスクを伴う地であることなどを理由に、特にバブル期以降は客足が遠のき、長い間かつての輝きは失われたままでした。
しかし、しかし。
近頃の熱海は一味違います。
市街地を中心に客足が戻り、駅前の商店街も多くの観光客で賑わっています。
熱海駅の駅ビルも新装オープンしたし。
行政のたゆまぬ努力、伊豆縦貫道の開通や地元を愛する若い世代の活躍などその理由は様々ですが、こうしてふるさとしずおかの街がにぎわいを取り戻すことは真に喜ばしい。

FullSizeRender 熱海は、元々強いブランド力を持っていたわけですが、こういう歴史のある温泉街というのは、メジャーなみどころにスポットライトが当たる一方で、それ以外の、昔から綿々と暖簾を守り続けてきた玄人向けの世界が存在します。
老舗旅館やお茶屋には明治の文人たちの残り香が、路地裏には怪しげなストリップ劇場などの風俗店の名残り、何十年にも渡って多くの「大人」を育てたJAZZ喫茶。
これらが混ざり合ったマーブル模様こそがこの街の大きな魅力です。
時間をかけて、そんな熱海の深ーい魅力を探る旅、してみませんか?

IMG_4978 きょうのおまけは、熱海市街の老舗2店の看板メニュー。
「わんたんや」のチャーシューワンタンメンと
そのご近所「まさる」の海鮮丼。
どちらも素晴らしい。
自分ひとりで楽しむもよし。大切な誰かを誘ってもよし。
きっと絆が強まります。

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春の気配は掛川で、のココロ。

NHK大河ドラマの「おんな城主 直虎」、盛り上がってますなぁ。
井伊氏の本庄の井伊谷も、多くの観光客で賑わっているようです。
後年、我がご先祖様が井伊氏に仕える頃には井伊の宗家は井伊谷を離れ、
上州、江州と大名の出世街道を歩みますが、物語はまだその前。
しかし、ふるさとしずおかが賑わい、我がご先祖様がお仕えした直正公に
スポットライトが当たるのはまことに喜ばしい。

IMG_5054 歴史によると、直正公が再興した井伊宗家は、
我がご先祖様など旧武田家家臣を従え
上州箕輪、江州佐和山と領地を変える一方、
分家筋は本来の譜代の家臣を引き連れ立藩し、
一時期、掛川藩を治めたといいます。
きょうのお話は、その掛川のお話。

この時期は、梅が見ごろですなぁ。
桜も日本らしい華やかさがありますが、梅には、なんといいましょうか、
さらに日本的な奥ゆかしさを感じます。
まだ、肌寒い時期に観るからでしょうが、
桜に比べて、慎ましやかさとか凛とした微かな厳しさを感じます。
IMG_5056ふるさとしずおかにも、いわゆる「梅園」や「梅林」と呼ばれる梅の名所は数多ありますが、中でも有名なのは、駿府の洞慶院、丸子梅園、伊豆の国では熱海梅園、修善寺梅林、そして遠江ではなんと言っても掛川 龍尾神社の枝垂れ梅でしょうな。
この龍尾神社は、掛川城の丑寅の方位に位置することから、
長く城の守護として崇拝を受けたということです。
境内の花庭園には見事な枝垂れ梅が咲き乱れ、まさに今が見ごろ。
IMG_5065龍に例えられた山の頂には、紅白の枝垂れ梅が実に300本。刹那に花を咲かせています。
眼下には、掛川城も見下ろせます。
間違いなく、入場料600円以上の価値がありますな。
どうぞ、この週末は、掛川 龍尾神社の花庭園にお出かけください。

 

IMG_5050 で、掛川でなぜマグロ?とお思いでしょうが、
お食事は亀の甲の 鮪屋みやぎへどうぞ。
魚屋+定食屋といった雰囲気の同店は、開店間もなくあっという間に満席になる人気店。
新鮮で美味い魚を、驚くほど良心的な価格で提供してくれます。
おかみさんや従業員の皆さんもとってもフレンドリー。
オススメのお店です。
アナゴがヒジョーに美味かったですな。アナゴが。

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「熱い川」と書いて「熱川」と読む、のココロ。

長い間BLOGをお休みしている間に、年は明け、季節は目に見えて冬から春へと急ぎ足で移り変わっています。
ふるさとしずおかでは、伊豆の国は河津の河津桜が見頃を迎えました。
真打ちのソメイヨシノが花を咲かせるのはもう少し先のことですが、その頃には、出がけにコートを羽織るかどうかで悩むこともなくなるでしょう。

ところで、この河津から伊豆急に乗って北へ進むと、3つめの駅が熱川。
きょうのお話はこの熱川のお話。

IMG_4554伊豆半島には大小織り交ぜ30を超える温泉地があるそうですが、この東伊豆の中程に位置する熱川の始まりは室町時代の終わり。それなりに歴史があります。まぁ、私たち世代は熱川といえば温泉というよりは「バナナワニ園」ですな。
それと、子供の頃観たTVドラマの「細腕繁盛記」。温泉旅館に嫁いだ新珠三千代扮する加代が、変革期を迎えた温泉宿を文字通り細腕で切り盛りする物語でしたが、小姑役の富士真奈美にこっぴどくいびられる様が印象的でした。その舞台がこの熱川温泉。

IMG_4563近頃、私はこの熱川をふた月と空けずに訪れますが、残念ながら温泉街自体は伊豆の他の温泉街同様 結構さびれてます。資料によれば、熱川の温泉宿は全部で19。いずれも老朽化が目立ちます。
しかし、しかし。
外から見たのと大違い。実は、熱川は魅力にあふれる温泉街だったのです。
まずはその泉質。大変に温まってお肌にもよろしい。「熱川」というだけあって、温泉街を流れる川にはかつては熱~いお湯が流れていたんでしょうな。
次に肴。特に地のもののサザエは絶品。ほどよい歯触りと甘みが素晴らしい。
そして、観光の拠点としても良い立地。みどころ満載の伊豆高原までは伊豆急で僅か10分。
FullSizeRenderもうもうとあがる湯けむりが、同地が由緒ある老舗温泉街であることを物語ります。
狭地で勾配のきつい細い道、時折目につく仕舞屋が風情を醸し出し、「ああ、これぞ温泉街」としみじみ思うのです。
どうですか?今週末あたり、熱川でお小遣い遣ってみては。

 

IMG_5112おまけは、熱川は奈良本の住宅地にひっそりと佇む 「藤すし」。
清潔な店内と奇を衒うことのない実直な寿司。
いくらでもいけちゃいます。
長く浅草で腕を磨いた大将の職人気質の気持ちの良い寿司に感謝。
つまみも豊富で明朗会計。
こういうお店 好きだなぁ。
これだから、熱川というところは面白い。

 

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