えー、きょうもふるさとしずおかについて。
ふるさとしずおかといえば、その象徴は『富士山』。
きっと誰もが納得のことだと思います。 この富士山。
いにしえの太古から、ふるさとしずおかの人々のみならず、日本国内の多くの人々の信仰を集めてきました。
富士宮にある富士本宮浅間大社には、富士山の神霊である浅間大神と記紀神話のヒロイン 木花咲耶姫(コノハナサクヤビメ)が祭られています。
コノハナサクヤビメは、天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫で、大神の命により高天原から葦原の中つ国に降臨した瓊瓊杵尊(ニギニノミコト)に嫁ぎ、この系譜が初代神武天皇に繋がるわけです。
さぞや美しい姫君であったと思いますが、その美しい姫の名が示す『コノハナ(木の花)』とは、いったい何の花なのか?
なんと、それは梅でした。木の花とは、梅の花の別名だったのです。
ふるさとしずおかは羽鳥、久住山の麓に梅の名刹で知られる洞慶院と呼ばれる禅寺があります。
藁科街道を北上し久住谷川橋を右に折れ、住宅街を過ぎると景色は一変します。近年、宅地造成が進み山里とは言えませんが、それでも、住宅地からこれほど近いところにこんなに時がゆっくりと流れるところがあるのかと驚きます。
境内の西に広がる梅園には約400本の梅の木が植えられ、2月から3月には、コノハナサクヤビメのように美しい色とりどりの花を咲かせるといいます。
小雨の中見渡す梅園には六分咲きの梅の木が広がります。
黄色い蝋梅は既に見どころを過ぎましたが、白梅、紅梅はこれからが本番です。
ふるさとしずおかには、ちょっと足を伸ばせばこんなに良いところがあるのです。
ほんと、いいですねえ。ふるさとしずおかは。
きょうのおまけは、洞慶院近くに新しくオープンした、イチゴのなかじま農園のスイーツ。
見た目も美しいですが、その味にも驚きます。
主役はもちろん自慢のイチゴ。ほのかな酸味をのぞかせながらもフレッシュで甘みの強い大きな粒に圧倒されます。
しかし、実は、脇役のホイップやアイスクリームもいい仕事をしているのです。
今、大行列の人気スポットです。