数日前の新聞。
日本では、『若者の失業率が中高年のそれよりも高い』という記事を見つけました。
うーむ。なるほど。
実は、この若年層の離職については、私が今の仕事に就いたころからよく話題になっていました。つまり、もう20年前も前から。
『3年で3割の新卒が職を離れる』といわれてからも久しい。
この傾向は今も続いているんですね。
総務省によると、14年9月の完全失業率は3.6%。これは改善傾向にあります。
このうち、15歳から24歳は5.9%、25歳から34歳は4.6%。
35歳から54歳が3.3%といいますから、確かに若者の失業率は高い。
彼らの離職の理由は、賃金をはじめとした条件や仕事の内容がマッチしないからだそうです。
えー、きょうも、ふるさとしずおかについて。
遠州袋井の油山寺。遠州三山に数えられる名刹です。
紅葉の名所としても知られるこの寺は、701年、行基によって開山されました。
なんと、1700年以上の歴史があるのです。
23日の新嘗祭には神社参りをするのが日本人ですが、
お出掛けついでに足を伸ばしました。
山門は城郭作り。それもそのはず、掛川城の大手門を移築したのだそうです。
本堂は江戸中期、三重塔は鎌倉期の建築と、紅葉以外にもたくさんの見どころがあります。
晩秋の冷気が頬を刺し、空気全体が心地よく張りつめているような気がします。 こういうところに来ると、『精進』することの大切さを感じたりします。
『精進』。つまり、一つのことに集中して励むこと。
茶道、華道、剣道、柔道などに用いられる『道』という漢字がありますが、この『道』という字が示す意味も似ています。
人が同じ道を行ったり来たりして極みに達することを意味するのだそうですが、人の人生も、大局的に見るとそういう一面があります。
若いうちに仕事を変わることは悪いことではありません。
むしろ、そのほうが良い結果に繋がることもあります。
私だって、若い頃はポイポイ転職しました。
しかし、だからこそ私は思うのです。
それって、『精進』しているのかなぁと。
やっぱり、『道』を行ったり来たりして高みを目指す努力もしなくちゃね。
で、きょうのおまけは、牛山精肉店の塩チャーシュー。
沼津は三園町にある肉の名店です。
厳選の国産黒毛和牛とこだわりの牛山ポークで有名ですが、思わず『うーむ』と唸ってしまうのは、ここの大将の肉に賭ける情熱と確かな眼と腕です。
こういう人を『匠』というんですね。
写真の塩チャーシューは、肉派を唸らせる逸品です。
全国どこでも電話で注文受け付けますから。
海外は無理かな。